どうやって始めるの?
使い方ってかんたんなの?
本記事では
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- OpenSeaの概要
- OpenSeaの始め方
- MetaMaskと接続できないときの対処方法
- OpenSeaの使い方
- OpenSeaを利用する際の注意点【10点】
OpenSea(オープンシー)を始めるには、
暗号資産(仮想通貨)取引所で
口座を開設し、さらにウォレット
[本記事ではMetaMask(メタマスク)]
と呼ばれる電子上の財布を
用意する必要があります。
それらが用意できたあとで、
OpenSeaとMetaMaskの2つを
接続することで、
今話題のNFTを購入したり販売したり
できるようになるんですね。
本記事を読めば、
世界最大級の
NFTマーケットプレイスである
OpenSeaのくわしい概要と
始め方や使い方、
利用する際の注意点がわかります。
実際にボクが
OpenSeaを始めたときの
全手順を画像付きで
解説していますので、
初心者の方も安心して
ぜひ、参考にしてくださいね。
目次
OpenSeaの概要
まずはOpenSeaの概要を
解説しておきます。
あなたが始め方を
すぐに知りたい場合は、
飛ばしてくださいね。
なお、本記事で使用している
スクリーンショット(スクショ)の
出典元を最初に記載しておきます。
【スクリーンショット(スクショ)】
スマホやパソコンなどの
端末に表示されている画面を
画像として保存できる機能のこと。
OpenSeaの概要は
次のとおりです。
OpenSeaの概要
名称 | OpenSea (オープンシー) |
運営会社 | Ozone Networks, Inc (ニューヨーク) |
CEO (最高経営責任者) | Devin Finzer |
サービス開始 | 2017年12月 |
取り扱いNFT |
|
取り扱いNFT数 | 8,000万点以上 |
取り扱いタイトル (例) |
|
決済方法 | 暗号資産(仮想通貨) オンライン決済サービス「MoonPay」 ※日本はMoonPayのサポート地域外で 利用不可 |
決済通貨 |
|
販売手数料 | 販売価格の 0〜2.5% |
購入手数料 | ガス代あり |
クリエイター手数料 | 0〜10% |
出品手数料 | 無料 |
おもなガス代 |
|
対応ウォレット |
|
対応チェーン |
|
月間取引額 (DappRadar調べ) | 約7,669万ドル |
公式サイト | https://opensea.io/ja |
※(表内の情報は2024年9月時点のもの)
- 世界最大規模のNFTマーケットプレイス
- 2017年12月にサービス開始
- 200万点以上のコレクションの取り扱い
- 取引できるNFTの数は8,000万点以上
- 審査不要、無料でNFTを作成/出品できる
- NFT売買時に手数料(ガス代)がかかる
- NFT取引には暗号資産(仮想通貨)イーサリアムが必要
OpenSeaは、
2017年12月にサービスが開始された
アメリカ・ニューヨークに
本社を構える世界最大規模の
NFTマーケットプレイスです。
そもそも
「NFTとはなんぞや?」と
あなたが思われるなら、
まずは、以下の記事から
お先にどうぞ。
OpenSeaの公式サイトによると、
2024年9月現在、200万点以上の
コレクションの取り扱いがあり、
取引できるNFTの数は
8,000万点以上です。
【コレクション】
OpenSeaでのコレクションとは、
出品するNFTを保管しておく
出品者用の倉庫のようなもの。
そんなOpenSeaですが、
NFTを作成したり
出品したりするのは無料で、
かつ審査は不要です。
ただし、
NFTの売買取引が成立したときなどに
手数料(ガス代)がかかります。
【ガス代】
イーサリアムなどの
ブロックチェーンで
暗号資産(仮想通貨)の送金や
NFTの発行や移転などを
行うための手数料のこと。
【ブロックチェーン】
特定の管理者が存在しない
分散型台帳技術のこと。
公開された情報を
世界中のパソコンで
複数のマイナーが同時に
承認、管理できる技術のこと。
【マイナー】
公開された情報の内容や記録の暗号を
解読・検証・管理・合意形成をし、
新たなブロックを
つなぎ足していく人のこと。
この作業をマイニング(採掘)と呼び、
マイニングする人のことを
マイナー(採掘者)と呼ぶ。
OpenSeaではさまざまな
決済通貨、ウォレット、
ブロックチェーンに対応しています。
とはいえ、取り扱っているNFTは、
イーサリアムを基盤としたNFTが多く
NFT取引を行う際には、
暗号資産(仮想通貨)イーサリアムが
必要になってきます。
【イーサリアム】
ロシア系カナダ人のプログラマー
ヴィタリック・ブテリン氏によって
開発されたブロックチェーン
プラットフォームのこと。
このイーサリアム上で使われる
暗号資産がEther(イーサ)ですが、
今ではプラットフォームともども
イーサリアムという名称で
定着しています。
OpenSeaの始め方
それではOpenSeaの始め方を
解説していきます。
OpenSeaの始め方は、
次の通りです。
OpenSeaの始め方
- 暗号資産(仮想通貨)取引所で口座を開設する
- 日本円を入金する
- イーサリアム(ETH)を購入する
- ウォレットを用意する
- ウォレットにイーサリアム(ETH)を送金する
- OpenSeaにウォレットを接続する
順に解説します。
① 暗号資産(仮想通貨)取引所で口座を開設する
まずは、安心安全に取引できる
国内の暗号資産(仮想通貨)取引所で
口座を開設しましょう。
国内で人気の
暗号資産(仮想通貨)取引所については、
以下の記事でご紹介しています。
また、実際の口座開設方法や
購入方法については、
以下のまとめ記事を参考にどうぞ。
② 日本円を入金する
口座を開設できたら、
日本円を入金しましょう。
入金方法は口座を開設された
暗号資産(仮想通貨)取引所によって
違いがありますが、
「銀行振込」や「コンビニ入金」、
「クイック入金」などがあります。
③ イーサリアム(ETH)を購入する
日本円の入金ができたら
暗号資産(仮想通貨)の
イーサリアム(ETH)を
購入しましょう。
実際の暗号資産(仮想通貨)の
購入方法についても、
先ほどご紹介した
誰でもかんたんに始められる
暗号資産(仮想通貨)の始め方の
まとめ記事を参考にどうぞ。
④ ウォレットを用意する
イーサリアム(ETH)を
購入できたら、
次はウォレットを用意します。
ウォレットとは
暗号資産(仮想通貨)や
NFTを自分で管理できる
電子上の財布のことです。
数あるウォレットの中でも
MetaMask(メタマスク)が人気です。
ボクもMetaMaskで
アカウントを作成して
登録しました。
MetaMaskの始め方については、
以下の記事で全手順画像付きで
解説しています。
偽サイトなどの
悪徳サイトもありますので、
登録の際は必ずURLなどから
MetaMask公式サイトであることを
確認してから行ってください。
⑤ ウォレットにイーサリアム(ETH)を送金する
次にMetaMaskに
イーサリアム(ETH)を送金します。
MetaMaskへの
イーサリアム(ETH)の送金方法も
上記の実践!MetaMask(メタマスク)の
登録方法と使い方の記事で
全手順画像付きで解説しています。
⑥ OpenSeaにウォレットを接続する
最後にOpenSeaの
公式サイトにアクセスして
ウォレット(ここではMetaMask)と
接続します。
偽サイトなどの
悪徳サイトもありますので、
登録の際は必ずURLなどから
OpenSea公式サイトであることを
確認してから行ってください。
OpenSeaの
公式サイトにアクセスしたら、
画面右上の「人型マーク」を
クリックします。
次にMetaMaskをクリックし、
「パスワード」を入力して
「ロック解除」をクリックします。
MetaMaskにログインできたら、
OpenSeaと接続するアカウントを選択し、
「次へ」をクリックします。
ボクの場合はアカウントを
ひとつだけしか作っていないので、
「Account 1」にチェックを入れます。
次に「許可」のページが
表示されますので、
「確認」をクリックします。
次に「署名のリクエスト」のページが
表示されますので、
メッセージの内容を確認し、
「署名」をクリックします。
英文で書かれていますので、
ボクの場合はGoogle 翻訳を使って
訳しています。
左側の画面の言語を
英語に切り替えて
訳したい英文をコピペすると、
右側に日本語訳が表示されます。
署名すると
OpenSeaとMetaMaskの接続が
完了します。
続いて必須ではありませんが、
OpenSeaのアカウント登録方法も
合わせて解説しておきますね。
OpenSeaのアカウント登録方法
OpenSeaの公式サイトを開いたら、
「人型マーク」→「Profile」を
クリックします。
先ほどと同じ流れで
OpenSeaとMetaMaskを接続し、
「署名」をクリックします。
続いて「Accept sign」を
クリックします。
次に右端の「3点マーク」を
クリックして「設定」を
クリックします。
次に「プロフィールの詳細」画面が
表示されますので、各種項目に入力し
設定していきます。
各種項目の入力が完了したら、
「保存」をクリックします。
登録したメールアドレスに
確認のメールが届きますので、
「Verify your email」をクリックして
完了です。
OpenSeaのサイトで
プロフィールを確認すると、
設定したプロフィールの詳細が
反映されていることが確認できます。
MetaMaskと接続できないときの対処方法
続いてOpenSeaとMetaMaskが
接続できないときの
対処方法を解説します。
OpenSeaとMetaMaskが
接続できないときの対処方法は、
次のとおりです。
OpenSeaとMetaMaskが接続できないときの対処方法
- Google Chromeを開いて「3点マーク」をクリック
- 「設定」をクリック
- 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
- 「サイトの設定」をクリック
- 「ポップアップとリダイレクト」をクリック
- 使用を許可するサイトの「追加」をクリック
- OpenSeaのURLを入力・追加
OpenSeaとMetaMaskを接続する際に
MetaMaskのポップアップが
ブロックされていると接続できません。
【ポップアップ】
Webサイトを閲覧している
画面上において自動的に別の
画面が最前面に起動する
仕組みのこと。
① Google Chromeを開いて「3点マーク」をクリック
まず、Google Chromeを開いて
画面右上にある「3点マーク」を
クリックします。
②「設定」をクリック
次に「設定」をクリックします。
③「プライバシーとセキュリティ」をクリック
次に「プライバシーとセキュリティ」を
クリックします。
④「サイトの設定」をクリック
次に「サイトの設定」をクリックします。
⑤「ポップアップとリダイレクト」をクリック
次に画面を下にスクロールしていき
「ポップアップとリダイレクト」を
クリックします。
⑥ 使用を許可するサイトの「追加」をクリック
次に「ポップアップの送信や
リダイレクトの使用を許可するサイト」の
「追加」をクリックします。
⑦ OpenSeaのURLを入力・追加
OpenSeaの公式サイトのURL
「https://opensea.io/ja」入力し、
「追加」をクリックします。
【URL】
Uniform Resource Locator
(ユニフォーム・リソース・ロケータ)の略。
インターネット上のWebサイトや
ファイルの位置や情報を示す
住所のようなもの。(https://〜の部分)
最後に「ポップアップの送信や
リダイレクトの使用を
許可するサイト」の欄に
OpenSeaの公式サイトのURL
「https://opensea.io」が
表示されていれば完了です。
キャッシュを削除したり
パソコンを再起動したりしてから
もう一度、接続を試してみてください。
【キャッシュ】
パソコンやスマートフォンなどの
端末機器がインターネット上の情報を
一時的に保存する仕組みのこと。
OpenSeaの使い方
OpenSeaのおもな使い方は、
次のとおりです。
OpenSeaのおもな使い方
- NFTを無料で作成する
- 作成したNFTを販売する
- NFTを固定価格で購入する
- NFTをオークションで購入する
- NFTをオファーを出して購入する
- NFTを固定価格で販売する
- NFTをオークションで販売する
ここでは初心者向けでかんたんな
基本的な2つの使い方について
解説していきます。
OpenSeaの基本的な
2つの使い方は、
次のとおりです。
OpenSeaの基本的な2つの使い方
- OpenSeaでNFTを固定価格で購入する
- OpenSeaで購入したNFTを固定価格で販売する
順に解説します。
① OpenSeaでNFTを固定価格で購入する手順
まずは、OpenSeaで
NFTを購入する手順からです。
OpenSeaでNFTを
購入する方法は全部で3つあり、
次のとおりです。
OpenSeaでNFTを購入する3つの方法
- 固定価格で購入する
- オークションで購入する
- オファーを出して購入する
オークションやオファーでの購入は、
初心者には少しハードルが高いので、
ここでは一番かんたんな
固定価格で購入する手順を解説します。
慣れて来たら、
いろいろな購入方法を
試してみましょう。
OpenSeaでNFTを
固定価格で購入する手順は、
次のとおりです。
OpenSeaでNFTを固定価格で購入する手順
- 購入したいNFTを選ぶ
- 購入する
① 購入したいNFTを選ぶ
まずは、OpenSeaにログインして
購入したいNFTを選びましょう。
OpenSeaでは検索窓に
NFTクリエイター名を入力したり、
ランキング一覧やカテゴリー一覧から
購入したいNFTを検索できます。
また各種フィルタリング機能や
並び替え機能を有効に使えば、
予算や目的に合ったNFTを
効率的に探すこともできますよ。
② 購入する
購入したいNFTが決まったら、
いよいよ実際に購入してみましょう。
ボクの場合は、
とにかく初めてだったので、
安く購入できるNFTアートを
探しました。
そこで目についたのが、
お笑いタレントの
レーザーラモンHGさんが手がける
ジェネラティブNFTプロジェクトの
「Hard Animal Generative(HAG)」
です。
ウサギ、ラッコ、クマの
3つのキャラクターが、
すべて違うデザインで
4,444点発行されています。
【ジェネラティブNFT】
一定の法則に基づいた
プログラムによって、
顔や体、アイテムなど複数の
パーツを組み合わせることで、
自動生成されるNFT作品のこと。
販売されているNFTもあったので
さっそく2個購入しました。
それが以下の画像です。
(2024年8月時点)
購入方法はかんたんで、
お目当てのNFTをクリックして
「今すぐ購入」をクリックします。
ただ、価格が
イーサリアムの単位で表示されるため、
「日本円だといくらなの?」って
なりますよね。
そこで便利なのが、
イーサリアムを日本円に換算してくれる
「XE通貨換算ツール」です。
使い方はかんたんで
「金額」のところに
イーサリアムの通貨単位を入力して
「換算する」をクリックすると、
その時点でのレートで
日本円に換算してくれます。
ボクが購入した上記のNFT
「ハードアニマルジェネレーティブ#2246」は、
0.0033イーサリアムでしたので、
日本円で約1,300円ということですね。
金額を確認したら、
ガス代(手数料)も同じ要領で確認し、
問題なければ「確認」をクリックします。
ちなみにガス代は
0.00044669 ETHということなので、
日本円で約180円ほどです。
次に
「Submitting your transaction
(取引の送信)」画面が
表示されます。
しばらく待って、
「Your transaction is complete
(取引が完了しました)」と
表示されれば、無事に購入完了です。
以上、OpenSeaでNFTを
固定価格で購入する
手順の解説でした。
ボクにとっても記念すべき
初めてのNFTアートです。
今後、オークションや
オファーでの購入も
実践していきたいですね。
② OpenSeaで購入したNFTを固定価格で販売する手順
続いてOpenSeaで
購入したNFTを固定価格で
販売する手順です。
転売や二次販売などと
呼ばれるものです。
OpenSeaで
NFTを販売する方法は2つあり、
次のとおりです。
OpenSeaでNFTを販売する2つの方法
- 固定価格で販売する
- オークションで販売する
オークションでの販売も
初心者には少しハードルが高いので、
ここではかんたんな
固定価格で販売する手順を解説します。
オークションで販売する方法については、
オークションやオファーでの購入と合わせて
後日、また別記事で解説しますね。
ということで、
購入したばかりの初めてのNFTを
さっそく固定価格で販売してみます。
これもNFT特化ブロガーを目指す
宿命と割り切って
淡々と実践していきますね。
OpenSeaで購入したNFTを
固定価格で販売する手順は、
次のとおりです。
OpenSeaで購入したNFTを固定価格で販売する手順
- 販売したいNFTを選ぶ
- NFTの出品・販売手続きをする
順に解説していきます。
なお、OpenSeaでは、
二次販売の場合、販売額の
2.5%の手数料がかかります。
① 販売したいNFTを選ぶ
まず、所有しているNFTの中から
販売したいNFTを選びます。
OpenSeaにログインして
「アイコン(人型)マーク」→
「プロフィール」をクリックします。
所有している2件のアイテムの中から
左側のNFTアートをクリックして
販売のために出品してみます。
次に「販売のため出品」を
クリックします。
② NFTの出品・販売手続きをする
続いて「販売のため出品」の画面が
表示されますので「固定価格」に
チェックが入っていることを確認します。
「価格」と「期間」を設定し、
「その他のオプション」、
「概要」を確認します。
期間は最短1時間〜最長6ヶ月まで
細かく選べます。
また、カスタムで自由に
決めることもできますよ。
ここでは、価格をあえて高めの
「0.03ETH(日本円で約10,000円)」
くらい(記事執筆時点)に設定して
期間は「1ヶ月間」で出品してみます。
確認して問題なければ、
「リスティングの掲載を完了」を
クリックします。
次にウォレット
(MetaMask)から
コレクション
(Hard Animal Generative)の
承認を求められます。
各コレクションを
承認する必要があるのは、
1回のみです。
「コレクションを承認」の
画面が表示されたあと、
MetaMaskに接続されますので、
表示された内容を確認して
問題なければ、
「確認」をクリックします。
注意喚起のメッセージが
表示されますので、
内容を確認したら
「承認」をクリックします。
次に
「Submitting your transaction
(取引の送信)」画面が
表示されます。
「Your transaction is complete
(取引が完了しました)」と
表示されれば、
ウォレットによるコレクションの
承認が完了です。
表示されますので、
枠内の画面を下にスクロールさせて
全体の内容を確認したら、
「署名」をクリックします。
以上で販売のための
出品手続きは完了です。
あとは売れるかどうかを
楽しみにして待ちましょう。
ちなみに設定した販売期間の途中で
出品をキャンセルする場合、
ガス代がかかりますので注意しましょう。
OpenSeaを利用する際の注意点【10点】
最後にOpenSeaを利用する際の
おもな注意点【10点】を
あげておきます。
OpenSeaを利用する際の
おもな注意点【10点】は、
次のとおりです。
OpenSeaを利用する際のおもな注意点【10点】
- 偽サイトに注意する
- 日本円に対応していない
- 日本の法律が適用されない
- フィッシング詐欺に注意する
- 販売者にとって競争が激しい
- HiddenにあるNFTに注意する
- ガス代を確認してから購入する
- 偽物(フェイク)NFTに注意する
- クレジットカードに対応していない
- サーバー障害が発生する可能性がある
順に解説します。
① 偽サイトに注意する
実際にGoogleで
OpenSeaと検索したときに
上位の広告箇所に
偽サイトが表示される事例が
多数報告されています。
偽サイトと気づかずに
MetaMaskを接続してしまうと、
情報がモレて最悪の場合、
資産を失ってしまう可能性があります。
公式サイトのURLと間違いないか
必ず確認するクセをつけましょう。
【OpenSea 公式サイトURL】
② 日本円に対応していない
OpenSeaは円やドルといった
法定通貨に対応していません。
オンライン決済サービスの
「MoonPay」が
利用可能な国もありますが、
現在、日本はMoonPayの
サポート地域外ですので、
利用不可です。
ですので、日本に住んでいるボクたちが
OpenSeaの決済で使用できるのは、
暗号資産(仮想通貨)のみです。
OpenSeaの決済に必要な
暗号資産は以下の取引所で
購入できます。
③ 日本の法律が適用されない
OpenSeaでの利用を巡って
なにかトラブルに巻き込まれても
日本の法律が適用されません。
OpenSeaの運営会社は、
アメリカ・ニューヨークに本社を構える
「Ozone Networks, Inc」という
企業です。
Ozone Networks, Incは
アメリカの企業ですので、
アメリカの法律に準じて
会社を運営し、サービスを
提供しているためですね。
④ フィッシング詐欺に注意する
OpenSeaでは、
悪質なWebサイトに
たくみに誘導して
個人情報を盗み取る
「フィッシング詐欺」が
多発しています。
【フィッシング詐欺】
メールやSMS、SNSなどの
手段を使って、実在する
企業やサービスを偽って
個人情報を盗み出す犯罪のこと。
フィッシング詐欺の例
- OpenSeaの偽サイトにMetaMaskの接続を誘導
- OpenSeaを偽ったメールに添付されたURLに誘導
- SNS上で知り合った相手から受け取ったURLに誘導
万が一、フィッシング詐欺のURLに
気づかずアクセスしてしまうと、
そこからNFTを盗まれたり、
暗号資産(仮想通貨)を盗まれたり、
さまざまな被害にあってしまう
可能性があります。
とにかくあやしいURLは、
クリックしないことが一番です。
⑤ 販売者にとって競争が激しい
OpenSeaでは、現在
8,000万点を超えるNFTを
取り扱っています。
購入者にとっては
選択肢が豊富にあることは
うれしいことですが、
逆に販売者にとっては、
競争が激しくなり
厳しい一面もあります。
人気のコレクションなどを参考にして、
いかに購入してもらいやすくするか、
といったような工夫が必要に
なって来ますね。
⑥ HiddenにあるNFTに注意する
「Hidden(ヒドゥン)」とは、
OpenSeaで自分が所有しているNFTを
非公開にする機能のことです。
直訳すると
「隠れた・隠された」という意味です。
OpenSeaではプレゼントなどで
送られて来たNFTは、
そのまま自分のコレクションに
入るのではなく、
いったんHiddenに届きます。
これはスパム対策の一環でしょう。
Hiddenには勝手に送りつけられた
スパムNFTが届いてしまうことも
多いため、身におぼえのないNFTや
差出人が不明なNFTは、
クリックしないようにしましょう。
【スパム】
受け取り手が望んでいない、
要求していない通信を
大量に送信する迷惑行為のこと。
⑦ ガス代を確認してから購入する
OpenSeaでは
概要でも記載したとおり、
NFTを購入するときや
NFTを転送するとき、
NFTを贈与するときなどに
ガス代(手数料)がかかります。
ガス代は常に変動しているため、
必ず確認して少しでも安いタイミングで
アクションを起こすようにしましょう。
以下にガス代をリアルタイムで
確認できるサイトを
紹介しておきますね。
ガス代をリアルタイムで確認できるサイト【3選】
⑧ 偽物(フェイク)NFTに注意する
OpenSeaで
流通しているNFTの中には、
有名クリエイターや著名人になりすました
偽物(フェイク)NFTが
多数見受けられます。
こういった偽物(フェイク)NFTを
つかまされないためにも、
出品アカウントにある
SNSのリンク先やSNSの内容、
フォロワー状況などを確認して
本人かどうかを必ず確認しましょう。
⑨ クレジットカードに対応していない
OpenSeaでは暗号資産の
イーサリアムなどを
決済手段としていますので、
法定通貨同様に
クレジットカードには
対応していません。
オンライン決済サービスの
「MoonPay」を利用すれば、
クレジットカードやデビットカードも
利用できますが、
現在、日本はMoonPayの
サポート地域外ですので、
利用不可です。
⑩ サーバー障害が発生する可能性がある
OpenSeaでは実際に
2022年1月20日に
サーバー障害が発生して
問題となりました。
そのためOpenSeaに関わる
SNSやMetaMaskなどの利用者に
多大な影響が及びました。
もちろん通信技術も日進月歩で
日々、進化していますが、
今後もこういったトラブルがないとは
言い切れません。
サーバー障害等の通信トラブルが、
今後も起こり得る可能性を
あらかじめ理解しておきましょう。
まとめ:実践!OpenSeaの始め方と使い方を徹底解説
今回はOpenSeaの始め方と
使い方について解説して来ました。
最後にもう一度まとめておくと、
OpenSeaの概要
名称 | OpenSea (オープンシー) |
運営会社 | Ozone Networks, Inc (ニューヨーク) |
CEO (最高経営責任者) | Devin Finzer |
サービス開始 | 2017年12月 |
取り扱いNFT |
|
取り扱いNFT数 | 8,000万点以上 |
取り扱いタイトル (例) |
|
決済方法 | 暗号資産(仮想通貨) オンライン決済サービス「MoonPay」 ※日本はMoonPayのサポート地域外で 利用不可 |
決済通貨 |
|
販売手数料 | 販売価格の 0〜2.5% |
購入手数料 | ガス代あり |
クリエイター手数料 | 0〜10% |
出品手数料 | 無料 |
おもなガス代 |
|
対応ウォレット |
|
対応チェーン |
|
月間取引額 (DappRadar調べ) | 約7,669万ドル |
公式サイト | https://opensea.io/ja |
※(表内の情報は2024年9月時点のもの)
- 世界最大規模のNFTマーケットプレイス
- 2017年12月にサービス開始
- 200万以上のコレクションの取り扱い
- 取引できるNFTの数は8,000万点以上
- 審査不要、無料でNFTを作成/出品できる
- NFT販売時にガス代(手数料)がかかる
- NFT取引には暗号資産(仮想通貨)イーサリアムが必要
OpenSeaの始め方
- 暗号資産(仮想通貨)取引所で口座を開設する
- 日本円を入金する
- イーサリアム(ETH)を購入する
- ウォレットを用意する
- ウォレットにイーサリアム(ETH)を送金する
- OpenSeaにウォレットを接続する
OpenSeaとMetaMaskが接続できないときの対処方法
- Google Chromeを開いて「3点マーク」をクリック
- 「設定」をクリック
- 「プライバシーとセキュリティ」をクリック
- 「サイトの設定」をクリック
- 「ポップアップとリダイレクト」をクリック
- 使用を許可するサイトの「追加」をクリック
- OpenSeaのURLを入力・追加
OpenSeaのおもな使い方
- NFTを無料で作成する
- 作成したNFTを販売する
- NFTを固定価格で購入する
- NFTをオークションで購入する
- NFTをオファーを出して購入する
- NFTを固定価格で販売する
- NFTをオークションで販売する
OpenSeaの基本的な2つの使い方
- OpenSeaでNFTを固定価格で購入する
- OpenSeaで購入したNFTを固定価格で販売する
OpenSeaでNFTを購入する3つの方法
- 固定価格で購入する
- オークションで購入する
- オファーを出して購入する
OpenSeaでNFTを固定価格で購入する手順
- 購入したいNFTを選ぶ
- 購入する
OpenSeaでNFTを販売する2つの方法
- 固定価格で販売する
- オークションで販売する
OpenSeaで購入したNFTを固定価格で販売する手順
- 販売したいNFTを選ぶ
- NFTの出品・販売手続きをする
OpenSeaを利用する際のおもな注意点【10点】
- 偽サイトに注意する
- 日本円に対応していない
- 日本の法律が適用されない
- フィッシング詐欺に注意する
- 販売者にとって競争が激しい
- HiddenにあるNFTに注意する
- ガス代を確認してから購入する
- 偽物(フェイク)NFTに注意する
- クレジットカードに対応していない
- サーバー障害が発生する可能性がある
ガス代をリアルタイムで確認できるサイト【3選】
今回ご紹介したOpenSeaは、
世界最大規模の
NFTマーケットプレイスです。
世界中で多くの方が利用しますので、
フィッシング詐欺などの危険とも
つねに隣り合わせです。
そういったリスクも
しっかりと事前に理解したうえで、
利用していきたいですね。
初心者の方が安心安全に
利用するために、
少しでもこの記事が参考になれば、
ボクとしても幸いです。
というわけで今回は以上です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
参考:初心者向け暗号資産(仮想通貨)取引所【TOP3】ならここ!
参考:誰でもかんたんに始められる暗号資産(仮想通貨)の始め方
参考:実践!MetaMask(メタマスク)の登録方法と使い方