NFTを支えるブロックチェーンの【スマートコントラクト】を解説

って何のこと?
本記事では
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- スマートコントラクトの概要
- スマートコントラクトの誕生
- スマートコントラクトの5つのメリット
- スマートコントラクトの6つのデメリット
- スマートコントラクトの5つの活用事例

NFTや
暗号資産(仮想通貨)を支える
基盤技術は「ブロックチェーン」ですが、
そのブロックチェーンを支える
仕組みのひとつに
「スマートコントラクト」と
呼ばれるものがあります。
NFTや
暗号資産(仮想通貨)に
興味があったり、
始めてみたいと思っていたりしても
ちょっとネットなどで調べてみると、
やたらと見慣れない、
聞き慣れないこういった
横文字が出て来ますよね。
そんな見慣れない、
聞き慣れない横文字に
秒で目を細めてしてしまうのは、
きっとボクだけではないはずです。
本記事を読めば、
そんな横文字たちの中の
スマートコントラクトのことが
わかります。
あなたがこれからNFTや
暗号資産(仮想通貨)を
始めてみようかなと、
少しでも興味・関心がある場合は、
ブロックチェーンを支える
仕組みのひとつとして、
スマートコントラクトのことを
知っておくと、
さらに理解が深まりますよ。
目次
NFTを支える
ブロックチェーンの
【スマートコントラクト】の概要


まず、
「Smart Contract
(スマートコントラクト)」の
概要からです。
スマートコントラクトとは、
日本語に訳すと
「自動化された契約」や
「自動契約執行」となります。
ブロックチェーン上で
あらかじめ設定された
ルール(契約条件)に従って、
特定の管理者などの
第三者を介さず自動的に
取引や契約を実行するように
プログラム化された仕組みのことです。
【ブロックチェーン】
特定の管理者が存在しない
「分散型台帳技術」のこと。
ブロックチェーンなどの
分散型ネットワークや
システムにおいては、
従来のように中央に特定の管理者は
存在しません。


ちなみにこういった
中央サーバーを介さず、
ネットワーク上の端末同士で
直接通信し、
データやファイルをやり取りする
分散型ネットワークやシステムのことを
「P2P(ピア・ツー・ピア)」と
いいます。
スマートコントラクトでは、
特定の管理者など第三者の
仲介が不要なため、
「If(もし〜なら)Then(〜する)」の
イフゼンルールに従って、
高速かつ低コストで
契約や取引のプログラムが実行されます。
身近な例として、
自動販売機があげられます。


自動販売機の例
【ルール(契約条件)】
- お金を入れる
- 商品のボタンを押す
【実行】
- 商品が自動で出て来る
このように
プログラムが条件を確認して
即座に契約や取引を完了させる仕組みが、
スマートコントラクトの本質です。
スマートコントラクトの誕生


「スマートコントラクト」という概念が、
世界で初めて誕生したのは、
1990年代です。
アメリカの暗号学者である
ニック・サボ氏によって、
提唱されました。
前述した自動販売機の例も
ニック・サボ氏が、
わかりやすい例として挙げたものです。
その後、
ニック・サボ氏のアイデアをもとに
2014年に当時大学生であった
ヴィタリック・ブテリン氏によって
初めてブロックチェーン上で
実装されました。
それがETH(イーサリアム)です。


【Ethereum(イーサリアム)】
ロシア系カナダ人のプログラマー
ヴィタリック・ブテリン氏によって
開発されたブロックチェーン
プラットフォームのこと。
このイーサリアム上で
使われる暗号資産が
「Ether(ETH イーサ)」ですが、
今ではプラットフォームともども
「イーサリアム」という名称で定着。
ETC(イーサリアム)は、
暗号資産(仮想通貨)ですが、
BTC(ビットコイン)とは
性質が大きく異なります。
世界初の暗号資産(仮想通貨)である
BTC(ビットコイン)は、
おもに送金を目的にした
経済活動に特化しています。
一方、ETC(イーサリアム)は、
スマートコントラクトを
搭載することにより、
契約履行やさまざまなアプリ開発まで
幅広く活用できるように
開発されています。
ですので、
NFTの取引においても
世界で最も使われているのは、
ETH(イーサリアム)なんですね。
【NFT】
Non-Fungible Token
(ノン・ファンジブル・トークン)
の略で、訳すと非代替性
(ひだいたいせい)トークン、
代替不可能
(だいたいふかのう)トークン
のこと。
改ざんもコピーもできない
唯一無二性のデジタル上の価値を
保有していることを証明できる
デジタルデータ・デジタル資産
のこと。
「そもそもNFTとか、
暗号資産(仮想通貨)とか、
ブロックチェーンとかって何?」
というあなたは、
別記事の【初心者向け】NFT・暗号資産・
ブロックチェーンの関係性を解説を
ぜひ、参考にどうぞ。
そちらの記事で、
NFTや暗号資産(仮想通貨)、
ブロックチェーンについて
わかりやすくご紹介しています。
ちなみにニック・サボ氏は、
世界初の暗号資産(仮想通貨)である
BTC(ビットコイン)の生みの親
謎の人物【サトシ・ナカモト】の
正体候補のひとりです。


【サトシ・ナカモト】については、
別記事の【サトシ・ナカモト】
BTC(ビットコイン)の
生みの親の謎を徹底考察を
ぜひ、参考にどうぞ。
今世紀最大のミステリーなんて
いわれたりしています。
スマートコントラクトの5つのメリット


続いて、
スマートコントラクトの
5つのメリットについて解説します。
スマートコントラクトの
おもな5つのメリットは、
次のとおりです。
スマートコントラクトのおもな5つのメリット
- 自動化による効率化
- コストの削減
- 透明性による高い信頼
- 鋼のセキュリティ
- 実行の確実性
順に解説します。
① 自動化による効率化


スマートコントラクトの
おもな5つのメリット①は、
「自動化による効率化」です。
第三者の仲介を排除した
プログラムによる自動実行のため、
契約や取引にかかる時間が、
大幅に短縮・効率化されます。
② コストの削減


スマートコントラクトの
おもな5つのメリット②は、
「コストの削減」です。
第三者の仲介を排除した
契約や取引により、
仲介手数料や人件費といった
コストが大幅に削減されます。
③ 透明性による高い信頼


スマートコントラクトの
おもな5つのメリット③は、
「透明性による高い信頼」です。
暗号化された契約や取引履歴が、
ブロックチェーン上の
ネットワーク参加者に
公開・共有されることで、
透明性による高い信頼性が
実現されます。
④ 鋼のセキュリティ


スマートコントラクトの
おもな5つのメリット④は、
「鋼のセキュリティ」です。
実行された契約や取引履歴は、
ブロックチェーンの
鋼のセキュリティによって、
事実上、不正や改ざんは、
不可能とされています。
⑤ 実行の確実性


スマートコントラクトの
おもな5つのメリット⑤は、
「実行の確実性」です。
プログラムにもとづいて
契約や取引が正確に実行されるため、
人間のかん違いや記入ミスなどによる
ヒューマンエラーが起こらず、
契約や取引の実行に確実性があります。
スマートコントラクトの6つのデメリット


続いて、
スマートコントラクトの
6つのデメリットについて解説します。
スマートコントラクトの
おもな6つのデメリットは、
次のとおりです。
スマートコントラクトのおもな6つのデメリット
- 脆弱性とバグのリスク
- プライバシーと匿名性の課題
- スケーラビリティの問題
- 不変性のリスク
- 法的整備の遅れ
- 外部データへの依存
順に解説します。
① 脆弱性とバグのリスク


スマートコントラクトの
おもな6つのデメリット①は、
「脆弱性とバグのリスク」です。
スマートコントラクトをつかさどる
プログラムコードに
脆弱性(ぜいじゃくせい)や
バグがあった場合、
攻撃者に悪用されると、
不正アクセス、ウイルス感染、
情報漏えいなどの深刻な被害が
発生するリスクがあります。
実際にあった例として、
2016年に起こった
「The DAO事件」が挙げられます。
【脆弱性(ぜいじゃくせい)】
コンピュータのOS、ソフトウェア、
ネットワーク機器などに存在する、
セキュリティ上の
「弱点」や「欠陥」のこと。
【The DAO事件】
分散型自律投資ファンド
「The DAO(ザ・ダオ)」が、
スマートコントラクトの
脆弱性を突かれ、約360万ETH
当時のレートで約52億円相当の
暗号資産(仮想通貨)を盗まれた
ハッキング事件のこと。
② プライバシーと匿名性の課題


スマートコントラクトの
おもな6つのデメリット②は、
「プライバシーと匿名性の課題」です。
スマートコントラクトのデータは、
基本的に公開されていて
契約や取引履歴の透明性が高い反面、
参加者個人の情報が、
特定されやすいという
プライバシー上の課題があります。
③ スケーラビリティの問題


スマートコントラクトの
おもな6つのデメリット③は、
「スケーラビリティの問題」です。
スケーラビリティとは、
日本語に訳すと
「拡張性」や
「拡張可能性」となります。
トランザクション
(取引)量が増えると、
ネットワークが混雑し、
処理速度が低下したり、
手数料(ガス代)が
高騰したりすることがあります。
【ガス代】
イーサリアムなどの
ブロックチェーンで
暗号資産(仮想通貨)の送金や
NFTの発行や移転などを
行うための手数料のこと。
④ 不変性のリスク


スマートコントラクトの
おもな6つのデメリット④は、
「不変性のリスク」です。
ブロックチェーンの特性上、
一度ネットワークに
展開(デプロイ)したプログラムは、
原則として後から変更や修正ができません。
ですので、
予期せぬトラブルが発生した場合、
対応することが非常に困難です。
⑤ 法的整備の遅れ


スマートコントラクトの
おもな6つのデメリット⑤は、
「法的整備の遅れ」です。
スマートコントラクトが、
既存の法律に
どう適合するかといった解釈や、
トラブル発生時の責任の所在など、
まだまだ不明確な点が多く、
法的整備の遅れが懸念されています。
⑥ 外部データへの依存


スマートコントラクトの
おもな6つのデメリット⑥は、
「外部データへの依存」です。
この外部データへの依存は、
「オラクル問題」と呼ばれています。
【オラクル】
ブロックチェーン外部の
現実世界のデータ
(株価、天気、選挙結果など)を、
ブロックチェーン内部の
スマートコントラクトに
安全に取り込むための仕組みのこと。
このデータ自体が誤っていたり、
改ざんされたりすると、
誤った契約や取引が
自動実行されてしまいます。
スマートコントラクトの5つの活用事例


最後にスマートコントラクトの
おもな5つの活用事例を
ご紹介しておきます。
スマートコントラクトの
おもな5つの活用事例は、
次のとおりです。
スマートコントラクトのおもな5つの活用事例
- DeFi(分散型金融)
- DAO(分散型自律組織)
- NFT(非代替性トークン)
- サプライチェーン管理
- 保険・医療
順に解説します。
① DeFi(分散型金融)


スマートコントラクトの
おもな5つの活用事例①は、
「DeFi(分散型金融)」です。
DeFiとは、
「Decentralized Finance」
(ディセントラライズド・
ファイナンス)の略です。
DeFiでは、
従来のように、銀行や証券会社などの
仲介者を介さなくても、
ユーザー同士で暗号資産(仮想通貨)の
貸し借り、交換などが、
24時間いつでも自動実行できます。
② DAO(分散型自律組織)


スマートコントラクトの
おもな5つの活用事例②は、
「DAO(分散型自律組織)」です。
DAOとは、
「Decentralized Autonomous
Organization」
(ディセントラライズド・
オートノマス・オーガニゼーション)
の略です。
DAOでは、
従来のような社長や取締役のような
特定の管理者が存在しません。
組織の運営は、
参加者全員が平等な立場で
自律的に行います。
そのためのルールや、
意思決定の投票などが、
プログラム化されており、
条件が満たされると自動実行されます。
③ NFT(非代替性トークン)


スマートコントラクトの
おもな5つの活用事例③は、
「NFT(非代替性トークン)」です。
NFTアートなどの取引において、
二次流通として転売されるたびに
あらかじめ設定しておいた
ロイヤリティ(報酬)が、
もとのクリエイターに自動還元されます。
NFTについて気になる場合は、
別記事の【NFT】とは?
世界を変える新たなテクノロジーを解説を
ぜひ、参考にどうぞ。
④ サプライチェーン管理


スマートコントラクトの
おもな5つの活用事例④は、
「サプライチェーン管理」です。
【サプライチェーン】
製品の原材料・部品の調達から、
製造、在庫管理、配送、販売を経て
最終的に消費者の手元に届くまでの
「一連のモノの流れ」のこと。
商品の輸送・配送状況や
検品などの条件が満たされた際の支払い、
また、自然災害などによる遅延など、
条件が満たされた際の
保険金(パラメトリック保険)の
支払いなどが自動実行されます。
⑤ 保険・医療


スマートコントラクトの
おもな5つの活用事例⑤は、
「保険・医療」です。
病院と保険会社のあいだで、
患者の同意という条件にもとづき、
プライバシーを保護したまま、
必要な医療データの共有に
活用されています。
また、製薬会社の新しい
医薬品開発(治験)において、
患者の臨床データの
正当性が記録されたり、
提供したデータに応じて、
自動的に謝礼を受け取れたりする
仕組みも実装されています。
まとめ:NFTを支える
ブロックチェーンの
【スマートコントラクト】


今回はNFTを支える
ブロックチェーンの
スマートコントラクトについて
解説して来ました。
最後にもう一度まとめておくと、
本記事のまとめ
【スマートコントラクト】
- 日本語に訳すと「自動化された契約」「自動契約執行」のこと。
- イフゼンルールに従ってプログラムが実行される。
- 1990年代に暗号学者ニック・サボ氏が世界で初めて提唱
- 2014年にヴィタリック・ブテリン氏がブロックチェーン上に初実装
【ブロックチェーン】
- NFTや暗号資産(仮想通貨)を支える基盤技術
- 暗号資産BTC(ビットコイン)の基盤技術として誕生
【P2P(ピア・ツー・ピア)】
- 中央サーバーを介さず端末同士で直接やり取りすること。
【Ethereum(イーサリアム)】
- NFT取引において世界で最も使われているブロックチェーン
- 暗号資産ETH(イーサ)もイーサリアムという名称で定着
スマートコントラクトのおもな5つのメリット
- 自動化による効率化
- コストの削減
- 透明性による高い信頼
- 鋼のセキュリティ
- 実行の確実性
スマートコントラクトのおもな6つのデメリット
- 脆弱性とバグのリスク
- プライバシーと匿名性の課題
- スケーラビリティの問題
- 不変性のリスク
- 法的整備の遅れ
- 外部データへの依存
スマートコントラクトのおもな5つの活用事例
- DeFi(分散型金融)
- DAO(分散型自律組織)
- NFT(非代替性トークン)
- サプライチェーン管理
- 保険・医療
NFTや
暗号資産(仮想通貨)を支える
ブロックチェーンの仕組みも
知れば知るほど、
本当によく考えられていて
驚きの連続です。
世界中の天才的な頭脳によって
生み出されたこのテクノロジーの恩恵を
存分に受け取っていきたいものです。
とはいえ、
「どんな恩恵が受けられるの?」と
あなたは思われるかもですね。
そんなあなたには、
別記事の初心者必見!
絶対に知っておきたい
NFTの活用ジャンル【28選】が、
おすすめです。
あなたの興味・関心のあるジャンルが、
きっとあるはずですよ。
というわけで今回は以上です。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
参考:【初心者向け】NFT・暗号資産・ブロックチェーンの関係性を解説
参考:【サトシ・ナカモト】BTC(ビットコイン)の生みの親の謎を徹底考察
参考:初心者必見!絶対に知っておきたいNFTの活用ジャンル【28選】

















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